岩手県大槌町最新活動報告 (12月28日)

岩手県大槌町最新活動報告

 岩手県大槌町における当会の東日本大震災支援活動にご協力いただきありがとうございます。3月末以来、当会の現場での支援活動は、子どもの居場所づくり、被災写真の清掃と返却、炊き出し、必要物資の配布、地元の人たちと協力しての地域イベントの開催など多岐にわたります。

 年末にあたり、改めてこれまでのご協力に感謝申し上げますとともに、現地での活動の現況などをお知らせいたします。
 避難所の一角から始まった子どもの遊び場・勉強の場づくりも、秋以降は仮設住宅の集会所に「子どもひろば」として場所を移し、東北の厳しい寒さの中でも、下校した子どもたちが毎日集まってきています。
 そして今、地元からの声を受けて「児童館」の建設に着手しました。ご存知のように大槌町では児童館施設は津波で流されており、仮設住宅や仮設の学校で生活をする子どもたちの下校後の居場所となる拠点が必要とされています。
 寺野運動公園の自衛隊が宿営していたサッカー場が9月以降、4小学校1中学校の合同の仮設校舎になりましたが、その目の前に町から建設用地を提供していただきました。すでに地鎮祭を終えて、新年に着工します。その後、児童館を活用して行うプログラム作りをし、施設自体やその運営は町に移管予定にしています。
 この児童館は子どもたちの居場所を提供するだけでなく、子育てをする若い世代を支えるための支援や心理サポート、伝統文化継承や食育など、子どもを中心としながら地域を活性化させていく役割も果たしたいと考えています。

 写真の整理清掃作業に関してもご報告をしておきたいと思います。5月以降ほぼ毎月にわたって、返却展示会を開催してきました。これまでに約3000人近い方たちがご自分や家族の写真などを取り戻されました。今後も継続して、城山公民館での返却展示会を毎月開催していく予定です。一方で、写真の複写作業も順調に進んでいます。12月末の段階で、アルバム7000冊以上の複写が終了しました。現在はデータベース作りに取り掛かっているところです。こちらのほうは、ソニー株式会社やカメラ映像機器工業会などのご協力もいただいていて、データベース完成後はこれも町に移管することになります。

 大槌では雪がちらつく日もあり、想像以上の寒さですが、震災から8ヶ月以上が過ぎて町は少し落ち着きを取り戻してきました。町の入り口の商業施設「マスト」も12月22日には再開をし、パチンコパーラーも営業を開始しました。大槌北小学校の校庭には仮設の商店街も出来て、大槌の街に明かりが点っているのを見ると感慨深いものがあります。皆さんがお会いになった町の人達の多くも、仮設にひとまず落ち着いて、冗談を言ったりするようになりました。3月の一周年まで、町の人たちも私たちももう一がん張りしなければなりません。

 こうした事業が来年春までに形となるよう、改めて皆様のご協力をお願いするしだいです。特に児童館建設には、ジャパンプラットフォーム助成金などのご協力を得ていますが、資金が未だ不足しています。児童館設立を実現するために募金へのご協力を改めてお願いいたします。

 2011年の終わりにあたって、改めてご協力に感謝すると共に、来年が皆様にとってよりすばらしい年になるようお祈りしております。

   2011年12月

   特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン

 なお、当会の活動拠点は遠野から釜石の仮設住宅に移ったため、手狭になってボランティア受け入れが難しくなっておりますので、当面の間、ボランティアの募集はしていませんことをご了解ください。


2011.12.28 | | 未分類

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